こんにちは、いずみんです。

今回のテーマは「自殺」について。



引用元:Twitter(@tmaita77)


上の図は年齢別の死因構成をグラフにしているものなんですが、
異常な部分がありますよね。

・・・

そう、人生はじまったばかりの10代後半から30代までの自殺率が異常に高いのです。

特に1番高いのが20代前半。

20代前半といえば多くの人が社会人になる年齢。

きっと自分の思い描いてきた理想と
実際に目の当たりにした現実のあまりのギャップに絶望したのでしょう。

が、それにしても多すぎる・・・

20代の死因の半分以上の死因が自殺だというのは異常事態といっていいでしょう。

これほど若者にとって希望のない国はそうそうないです。
(先進国の中では日本くらいでしょう。)

言うまでもありませんが僕は自殺は反対派です。

「逃げる」ことが「悪い」という考え方がナンセンス
の記事でも書いている通り生きていく術はいくらでもあるのですから。

自殺するほど辛いことに直面してしまったのなら、
周りの目なんか気にせずに逃げれば良いんです。

死んでしまったらそこで本当に終わりです。

それに自殺は本人の人生が終わるのはもちろんのこと、
周りの人にも多大な悪影響を及ぼしてしまいます。


僕自身、自殺未遂は2回しています。


1回目は母が死んだ時。

2回目はかけがえのない友人を自殺で失った時です。

起業物語で言うと、
【第二話】鬱からの脱出。お金欲しさに資格を取りまくった学生時代。
のときに起こった出来事です。


友人の名前をKくんとしておきましょうか。

当時、資格をとることだけを生きがいにしていた僕は
周りの目をはびこることなく勉強に集中していました。

親からの仕送りもなく、
学費と生活費を全て自分で賄わなければならなかったため、
奨学金に加えて週6ペースでアルバイトをして賄っていました。

周りの人は親からの仕送りをたっぷりもらっていたり、
奨学金を借りるだけで事足りる生活をしていたので、
授業が終わったら遊び倒すものばかり。
(大半の大学生はこんなものなんでしょうけど。)

当時の僕は、

「俺は大学生にもなって親のスネかじって生きている奴らとは違うんだよ!」

なんて周りを見下した態度で接していたもんですから、
周りの人からは嫌われまくってました。

友達と呼べるものは本当に片手だけで数えられるくらいの人しかいませんでした。

Kくんはそんな僕の数少ない友達でした。

僕が親からの仕送りなしで自分だけの力で生活している姿を見て、
感銘を受けたらしく話しかけてくれたのがきっかけです。

Kくんは僕が当時嫌っていた
親からのスネをかじって生きている人間の1人だったはずなのですが、
なぜか彼のことだけは嫌いになれませんでした。

親からの仕送りを遊びや使って終わりの消費に使うのではなく、
自己啓発や勉強代に使って一生懸命勉強しているKくんの姿に
僕自身もKくんは他の人とは何か違うなと感じていました。

待遇こそ違えど進んでいる道は同じということで、
僕とKくんは次第に仲良くなってきました。

ほぼ遊んだ記憶がない大学生活の中で、
めったにないアルバイトの休みの日に
Kくんと一緒にカープの試合を観に行ったりしてました。


僕「俺は今の学校の生活は勉強とバイトばかりであんまり楽しくない。
でも、Kくんと会えたのだけが救いだよ!」


僕「社会人になっても一緒に遊ぼうや。
そんころには俺も時間とお金たっぷり手に入れてるしw」


Kくん「俺もいずみんに会えて本当に良かったよ!
まだ勉強で成果は出せてないけどw
社会人になったときのいずみんに期待だわー^^」


と日常を過ごしているうちにここまで言い合える仲になってきました。

Kくんと僕の関係は「親友」と言っても過言ではないほど進展していきました。

楽しくなかったはずの大学生活はKくんのおかげでだいぶ楽しくなってきました。

きっとこれからの学生生活ももちろんのこと、
社会人になってからもKくんとの関係は続いていく。

そう信じて疑いませんでした。



あのときまでは。



2012年の6月1日(金)。

いつも通りKくんと話していたのですが、
Kくんは何やら深刻そうな顔をしていました。

僕はその当時はただ単に体調が悪いのだと思っていたので、
特に気に留めることなくいつも通りバイトに行こうとしていました。

すると、


Kくん「いずみん、今日のバイト休んでくれんか?
話したいことがあるんだ・・・」



と今まで僕のバイトに口出しをしてこなかったKくんが僕に言ってきました。

しかし僕は、

僕「あーごめん。今はバイト1日でも休むときつい状況なんだわー。また来週話そうやw」

と突き放してしまったのです。

Kくん「そうか・・・わかった!また今度な!」

僕「おう!」



これがKくんとの最後の会話になりました。



6月4日(月)。

いつも通り登校するがKくんはお休み。

無断欠席とのこと。

クラスの中にも無断欠席する人はちょくちょくおり、
Kくんもたまにしていたのでそのときは誰も気に留めていませんでした。

6月5日(火)。

この日もKくんは無断欠席。

前日から電話をかけるも出てこないという状況に。

さすがに学校側も心配になったのか、
Kくんの親にコンタクトをとることになってました。

僕はただ単にインフルとかになって
動けそうにない状態になってるだけかと思ってました。

御見舞にいこうかなとも思っていたのですが、
ここでも僕は自分のスケジュールを優先してバイトに行ってました。

僕「明日こなかったら流石にバイトは休みだな。
Kくんの御見舞にいってやらんと。」


そう思っておりました。


そして6月6日(水)。



一限目の始まりのときに突如校長先生が入って来て言いました。

「みなさんに非常に悲しいお知らせがあります。」


「・・・Kくんが亡くなりました。」



・・・



は?

母が死んだという報告を受けたときに背中に走った衝撃と同じものを受けました。


一体この人は何を言っているんだ???


Kくんが死んだ???


先週まで普通に元気で病気も何もしてなかったKくんが死んだ?


あまりにも突然のことで僕は半ば放心状態になっていました。


これはたちの悪いドッキリなんじゃないのか?


ほんとは扉の向こうでKくんが待機しているんじゃないのか?


そんなありもしないことを頭の中で考えてました。


校長先生の話は続く。

「現場には遺書のようなものはありませんでしたが、
状況から判断してKくんの自殺であるとの見解が警察のほうから出ています。」


・・・


自殺?


Kくんが自殺?


なんで?


あれほど元気で勉強熱心だったKくんがなぜ?


社会人になっても一緒に遊ぼうって約束したよね?


僕が金持ちになって美味しい料理とか食べたり、
豪勢に旅行とか行こうと約束していたよね?


え・・・自殺?なんで???


わけがわからないと同時に
本当にKくんが死んだのだということを知った僕は泣きました。


それこそ母が死んだと聞いたときのように、
大声をあげて止まらない涙を拭いながら僕は泣き続けました。


今まで休んだこともなかったアルバイトも初めて休みました。


翌日に警察側から連絡が来て、
Kくんの死亡日は6月1日(金)の深夜だったということが判明しました。



そう、Kくんが僕に話したいことがあると言った日です。

それを知った僕は放心状態になっていました。


Kくんは自殺したいほどの強い悩みを抱えていてそれを僕に相談しようとしていたのです。


もしあのときKくんの言うとおりにアルバイトを休んでKくんの話を聞いていたら?


Kくんは自殺することはなかったのではないだろうか?


Kくんを殺してしまったのは僕?


僕のせいでKくんが死んだ?


かけがえのない友人を僕自身の手で殺してしまった???


僕はその場で崩れ落ちてまた泣きました。


涙が枯れるまで、
人生で1番泣いた日といっても過言ではないというくらい泣きました。


自分だけのスケジュールを優先したがためにKくんは死んでしまった!


かけがえのない友人をうしなってしまった!


母に続いてかけがえのない友人を失った僕は人生に対して絶望してました。

僕「もうこんな人生生きていてもしょうがない・・・」

僕は縄を買って首にくくり付ける寸前までいきました。

寸前で怖くなって辞めました。

また泣きました。

自分はどこまで臆病者なんだと。

Kくんが亡くなってしばらく放心状態で過ごした僕は、
彼の実家に行って親御さんに会いに行ってきました。

Kくんのお母さんとお父さんは僕を笑顔で迎えてくれました。

Kくんの幼少期時代や学生のときの写真。

最後にとったときの写真を見せてくれて思い出を語ってくれました。

話が進んでいくうちに自然と自殺の時の話にうつっていきました。

Kくんは自室で首を吊って死んでおり、
大家さんから自室の鍵を借りて入ったお母さんは、
その光景を目の前で見たとのことでした。


お母さんはその場で泣きながらKくんの名前を呼びますが、
Kくんは既に事切れた後。

立ち上がれないくらい泣き、
仕事中に報告を受けたお父さんも放心状態になっていたとのことでした。

「親より先に死ぬことほどの親不孝はありませんよ・・・」

泣きそうな声で言ったお父さんの言葉は今でも思い出せるほど心に刻み込まれています。

僕はあのときのことをすべて話しました。


自殺当日の昼にKくんから話があると連絡を受けていたこと。


それを無情にも断ってしまったこと。


Kくんは僕が殺してしまったようなもんだと。


僕は土下座してお母さんとお父さんに謝罪しました。


そんな僕にお母さんは言いました。

「頭を上げてください。
そんなに思いつめないでください。」


「Kが死んだのは決してあなたのせいではありませんよ。
かけがえのない友達ができてKはきっと幸せだったと思います。」


「ひとつだけお願いです。
もしあなたが今後の人生を生きていく上で死にたいと思った出来事に直面しても
絶対に自殺だけはしないでください・・・」


「残された側は一生消えない心の傷を背負って生きていくことになります。
Kが生きられなかった分あなたは生きてください。
ただそれだけです・・・」


Kくんの両親の温かい言葉に僕はまた泣きました。

その日以降僕の頭の中から自殺という文字は消えました。

結局Kくんが自殺した理由だけはわからずじまいでしたが、
どんな理由があっても自殺していい道理なんてどこにもありません。

死んだほうがマシだなんて言葉がありますが、そんなのは大嘘です。

死んでしまえばそこで終わりです。

そして自殺は本人の命が亡くなるだけでなく、
残された側にも決して消えることのない心の傷を与えます。

どんなに辛くても自殺だけは絶対にしてはいけない。

自殺するくらいなら徹底的に逃げて、
また最初からやり直せばいいんです。

死を望まれる人間なんていないんですから。

どんな形であれ生きて生きて生きぬくことが人間の定めです。

Kくんが生きられなかった分僕はこれからも生きていきます。

自殺は絶対にしてはいけません。

絶対に。